やるぜ!おやじぃ!

地下鉄谷町線で、谷町4丁目から天王寺駅へ向かっていた。
先頭車両がもっとも改札が近いため、よく利用する。
同じことを考えるお客さん多く、
通勤帰りの一両目は結構混む。
さて
そんな混雑している車内では、たとえ文庫本でも読まれると実に
迷惑
と思ってしまう。
そんなオヤジが一人いた。
ネクタイを締めず
伏し目がちな、
いかにもうだつのあがらないオヤジだった。
割りに加齢臭もただようし・・・


おいおい・・・


心の中でぶつくさ言う自分がいた。

こんなところでまで何読んどんねんな・・・

あきれ果てて。オヤジが開く本の中身を
見下ろした。


すると

中身は



英字小説



だった。


おいおい。参ったねー



見かけによらず、
イキなオヤジだった。