ミリオンソード・サンライズ6「伝説巨神イデオン」その壱

おひさー(化石)
ま、おやじっぽくっていいかも。
さて、私を震撼させ、私を感動のるつぼに巻き込んだ伝説的作品
富野氏「全殺し」ここにあり、という作品だ。
伝説巨神イデオン
まずキーワードられつだ。
ユウキ・コスモ
が主人公。声優はかっちょいい塩屋翼。いわゆる「ファーストガンダム」ではオペレータのオスカーかマーカーの声をしていましたね。
イムホフ・カーシャ
「芋ほりかあちゃん」をきっともじったのだろう、というヒロイン。声優は・・・名前は出てこないが「ファーストガンダム」のミライさんでしたね。
私にとっては、ヒロインはむしろカーシャではなく
キッチ・キッチン
ですね。声優は鵜飼るみ(子?)さん。ファーストガンダムでいうフラウですわ。
キッチンは今振り返ってみても、悲劇のヒロイン、というイメージがあります。
惑星キャラルの戦災孤児の面倒を見ている最中、救難信号を聞きつけたソロシップが着陸。最初は、コスモらソロシップのクルーたちへの憎悪を燃やしていたのだが、
3話後くらいには、一緒にソロシップに乗る決心をする。
すでに、コスモはキッチンに心が移っていた。
さて出発、というときに、孤児の一人がいたずらに船の外にでて、
逃亡していたダラムに偶々会う。
あせったキッチンが孤児を助けるために発砲。
民間人だからそんなの当たるわけがない。
ダラムも、わけがわからないうちに敵と勘違いして発砲。
これがキッチンに当たる。
ダラムのセリフが、また悲しさ増長なんだ。
「・・・子どもだったのかッ・・・(ものすごい悔しげに)」
孤児、その場から逃げ、ソロシップに乗り込む。
キッチンの遺体はキャラルに放置されたまま。
コスモは、戦闘で傷つき、気絶状態で治療中。
「コスモスに君と」が流れる・・・
わー、今でもその状況描けちゃうよー
それくらい、中2生の自分には強烈なシーンだったな。不覚にも泣いちゃったし、この話のあと、傷心状態がしばらく続いたもんね。
でも、この感動的シーンは劇場版イデオン(発動篇)では、キッチンの首がぶっとんで終わり。悲しい・・・
あと感動的なのは
「運命の炎の中で」
ちょい役の3人
モエラ、ラポー、バード
の3人。この話、好きな人結構いると思うな。
イデオンのテーマともいえるセリフをモエラが、イデオノバのコクピット
被弾しながら言うんだよね。
「運命は、自分で切り開くもんだ」
だったかな
「この光は、俺たちの運命を変えていく光だ」
とか。
あと、棺に入れられたモエラを宇宙葬にするとき、ひ弱のバードが
「モエラー、モエラー、僕、強くなるよ。僕、強くなるよ。」
恋心芽生えていたラポーと一緒に泣きじゃくるんですよね。
泣いた泣いた。真剣に。
バードの成長振りは、劇場版「発動篇」で、カララとベスとの子を守り抜くシーンで現れます。なかなかニクい演出ですよね。
まだあるよ。
ギジェが、同じくイデオノバのコクピットで被弾しながら、
「こ、これが・・・イデの・・・・発現か。」
このセリフの入り方が、あの弦楽器重視のイデオンBGMをバックにはいるんですよ。
イデオンソードでドウモウスターが真っ二つに裂けるなかでね。
惑星真っ二つについては、また後日として。
イデオン自身も、劇場版公開前なんてほんとに社会現象を起こしていたくらい、
ものすごいいい作品だと思っています。
ワタシ的には富野作品中の最高作品だと思うし、
マイナーだけど、アニメ作品中でも非常に出来がよい作品だと思います。
また、このよさは続けて・・・