ミリオンソード・サンライズ2「ダイターン3」

2度もくると思ってなかったでしょ?
またまた濃いネタ。
昨日、書き漏らしていたんだけど、ザンボットって、キャラデザインが
安彦良和
さんなんですよね。・・・ということは、あの伝説のロボットアニメ
機動戦士ガンダム
のチームなんだな。ガンダムについては、ちょっと路線が違うし、
いままで聞いたことの無いようなネタを披露しますから、
また後日をお楽しみに。(は?)
さて、
ダイターン3
でございますが、
ダイコン3
って、知ってますか?知ってたらかなりの
初代オタク
だ。まだ、
オタク
という言葉すら、無い時代のことですから。
あの
王立宇宙軍オネアミスの翼
とか、
新世紀エヴァンゲリオン
トップをねらえ!
など、伝説的な作品を手がけた
庵野秀明
も、参加していたという伝説(ようでてくるなあ今日はこの言葉が)の手作りアニメだ。
もしかすると板野一郎さんもかんでたんちがうかな。
ダイコン3は、実に秀作。当時は大学生がオール手作りしたというもので、
たしか10分もないアニメだったっけ。少女が剣にのって空を駆け回る、という内容だ。
いまのオタク好みの作品では、少女が飛び回る、というのは腐っているほど使い古された内容だが、当時としては実にセンセーショナルな内容だった。
画風も自然だったし。
今のオタク好みの画風は、なんといっても
だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいっ嫌いっっっ!!!!!
だ。純粋なアニメファンを馬鹿にし過ぎているってんだホンマ。
何度もいうが、アニメは
日本の文化
だ。カオの幅よりもクソでかいありえない髪の毛の形や、バカでかい目なんて
や・め・れっ!
ありえないプロポーション
や・め・れっ!
社会性がないのかホンマにお前たちゃあ。
だから純粋に作品の秀逸度をはかりながら堪能しているわれわれが迷惑をするんだYOっ
さて、本題に。
ダイコン3
のタイトル名に影響をあたえるほど、
ダイターン3
は、結構一部のマニアではとりざたされていた。
主人公
波乱万丈
わ、一発で変換した。(当たり前か)が、ユニークだった。何せ、強い主人公のくせに
ボク
なんて一人称使うんだもん。会話のやりとりもテンポ良かったし。声優さんは
ブライト・ノア
で有名な鈴置さんだ。
また、ダイターンの面白味は2つ。
〓理論を無視した空中戦。
〓金田アクション
だ。推力がまったくわからない敵、味方が、空中で戦い、会話している。まるで
ドラゴンボール
舞空術のようにだ。この表現、描写は先駆的だった。また、
金田アクション
が、あちらこちらに頻繁にでてくる。すなわち、
手書きアニメ時代のテクニシャン。あの
金田伊功
さんの技術がふんだんにでてくるということだ。金田アクション、この言葉を知っているだけでもあなたの純血種オタク度は結構上位。金田アクションで有名なのが
バース
というOVA。その他、
ザンボット3
ド根性ガエル(はてなで引っ張っても出てこないんだけど、おそらくこの作品も手がけているはず。)
などもそう。あと、オープングアニメを手がける場合が多いため、
銀河旋風ブライガー
機甲創世記モスピーダ
なんかのオープニングもそうだ。本編ではまったく金田アクションがでてこないため、その作画のすばらしさにおいて、ギャップを感じたこともしばしば。(ブライガーの作画の悪さはすごかったもんな。観る気なくなったし。でもストーリーの秀逸さにときめいたファンもいたが。)
あと、マンガで明らかに影響をうけながら書いている人が
安永航一郎
の初期の作品。知る人ぞ知る、
「ぽん酢(す、と読む。ず、ではない。)か、おのれわ〜」
というめいセリフ(?)を生み出した
県立地球防衛軍
の、1,2話の作画だ。(細かいなあ、おい)
では、金田アクションとはなにか?それはね〜
ぐっと利かせたパース
と、
鮮やかかつ快活な動き。
だ。異常なくらい、手前と奥のパース(遠近感ね)の差が激しい。
また、たぶん、だけど、快活な動きを見せるために、
金田氏はあえて残像も書き残している。アニメでは残像そのものは本来不要。動かない画を動いているように見せるのが残像なのだから。
だが、それをあえて動画の一部分に書きこむことで、画数が少ないわりに、感じのよい動きができあがる。また、静止時には、たとえば「ふかん」であっても「あおり」であっても、手前と奥の見せ方をあえて極端にしている。
それと、金田氏の作画かどうか、見分けるためのコツがある。それは、
口が三角になりやすい
のだ。ううむ、画像の扱いがうまくブログでできれば描いてさしあげるのだが・・・
そういうわけです。
今の日本のアニメ、ってユニクロとかみたいに海外で作らせるようになってますよね。
私的には、アニメは日本の文化だし、そういう安売りは止めて欲しいと思っている。
金田アクション
板野サーカス
安彦調の柔らかな動き
湖川友謙のあご見せ・ぴょんぴょん走り・微妙な口元
など、動画に主張と個性があってこそ、しかりだと思うのに。
海外の安い労働力にまかせてしまっては
ダメダメ
だ。
ああ、嘆きのブログになってしまったっちゃ。
ほいじゃ。