遊撃空間を奪取せよ!(後編)

そして・・・敵(?)襲!
私の、私の、目的を達成するためにはどうしても
私のフロント部分に空間が必要なのだ。しかし、どうだ。
私はいま、進行方向に向かって左側のドアの前に立ち位地を確保している。
三国ヶ丘駅
堺市駅
それぞれの駅で数名が追加乗車してきたのだ。
いかにかわすか、
そして、
自己主張をさりげなくしながら、
迷惑がられないようにする配慮。
これが
大事!
そして、
紳士!!
そして、
勇敢!!!
そして、
・・・もういいか。
さて、どうするか。まず、三国ヶ丘駅で乗ってきた3人。
男性2人
女性1人
女性1人が、私の方向に幅寄せをしてきた。
まず私が、さりげに2ステップ後退。
まずい。
少年マガジンを読むフロントエリアが狭くなった。
それでも・・・まあいい。
読めるから。
次に堺市停車。
ここで、問題発生。
なんと、
5人
待っていた。このポジションで5人乗ってこられると、
非常にまずい。
私の自己実現できるためのスペースが奪われてしまう!
なんとかしなければ・・・
そう思っていると、
1人下車したのだ。
めずらしい!なぜなら、
堺市駅
しかも
先頭にかなり近い車両から、誰かが降りるなんてことは、
常識から考えておかしい。(ん?)
この車両に乗っているお客様がたは、みんな天王寺駅まで生きたいはずなのだ。
改札に一番近い車両に乗る
これは、サラリーマンの常識ではないか。
でも、ま、いいか。
さて、本題に戻ろう。
1人、降りたのだ。そこで新たな空間がうまれた。しかも、堺市駅で降りた人のポジションは、
ベンチシートの一番端っこ
だったのだ。と、いうことは、
つり革代わりにバーをもてる!
しかも、自分の前部分に
安心して生活してできる
空間が生まれたのだ。
・・・私はこれを奪取!
なかなか難しいものだ。
でわ