今昔物語

今、私は夏季休暇中。トレインネタが書けず、とりあえず運転ネタを披露するとしよう。
知人から、イケてるワゴン車を借用し、一路蒜山高原へ向かった。
私が行ったことがある頃は、まだ高速道路が開通していなかったので、かなり長時間運転していたような記憶がある。
現在は、目的地周辺まで高速道路が開通しているため、非常に短時間で、快適なドライブを楽しむことができた。
しかも、今と昔と大きく違う点があった。それは、
ナビゲーションシステム
と、
ETC
だ。
改めて考えてみると、すごく便利な世の中になったものだ。何せ、
出かけるのに地図や小銭が不要になったのだから。
その他、カー用品以外でも、実に便利さを感じることのできるグッズが世の中にあふれている。
携帯電話、液晶テレビ、パソコン、インターネット・・・
こういうものが備わっている生活とは・・・?
そう。まさにこんな感じなのかも・・・
・・・誰もが、個人の通信機を携帯しているので、いつでも、だれでも、呼び出すことができる。自宅に帰ると、タッチスイッチひとつで家中を明るくする電燈が点灯する。
インテリアは、おしゃれな都市空間に似合う有名デザイナーが製作した
白を基調とした無機質的なデザイン。
壁には液晶テレビ。テレビに近づいてスイッチを押さなくても、
ふかふかのソファーに座れば、リモコンひとつで、壁のテレビを観賞することができる。
くつろぐ時間が終われば、インターネットを活用して情報検索。
新聞なんて不要。情報収集はコンピュータさえあれば可能。
友人との連絡も、コンピュータさえあれば可能。
買い物も、明日の出張のチケットを購入するのも、コンピュータさえあれば可能。
・・・なんて。
今となっては普通のことだが、
今から20年前の私から見たら・・・
今の世界は、
当時、思い描いていた未来世界に非常に酷似しているように思う。
ファッションも、過去の世界の人から見れば、
非常に奇抜だ。
某未来の世界からやってきたドラ●もんの世界に、まったく似ていないとは良い得ないように思うのだ。
ところで、人の心はどうなのだろうか。
お互いに顔をあわせないと生活を送ることができなかったような、
あの時代に比べると・・・
文明の波に、押し流されてしまったのではないか
・・・と思うのは、
私だけだろうか。