会津にからむノスタルジー

本日は、恥ずかしながらとんでもない時間に起床。3歳の子どもに起こされ、朝食も摂らずに鳳駅へ自転車で猛ダッシュ。しかも途中で雨に降られ、とんでもない一日のスタートになった。
午前8時47分鳳駅発の関空快速1両目最前列に乗車。
先頭車両で線路をながめながら走行するのはかなり気持ちがよい。
一転変わって帰宅時。午後6時34分天王寺日根野行きの快速電車後部から3両目に搭乗。最近、車両内で目に付くのが会津への観光PRポスターだ。
「あの頃へ帰ろう」
というテーマで、風呂敷をマントかわりにした少年らがチャンバラをしている写真が写っている。
そこまで、古い時代の人間ではないつもりだが、やはり懐かしい思いだ。
私の少年時に流行したのは、
ジーパン
マカロニ
テキサス
そう。
太陽にほえろ
だ。
ボール紙を黒く塗り、警察手帳をつくって刑事ごっこをしたものだ。
なんちゃらごっこ、なんてのは、今の子どもたちはやらないんだろうな。
昔をいとおしみ、会津のPRポスターを見ると、確かに、現代っ子にはあの古きよき時代を体感してほしい、と望む。そうして、
あの頃はよかった。それにひきかえ現代は・・・
と嘆いてしまうのだと思う。
たしかに、古き時代によきものは多く存在していたと思う。
しかし、今は、かつてと比べて社会は複雑化しているのだ。
私の少年時ですら無かったものが、
今年20歳を迎える人たちにとっては、物心ついたころから
当然存在しているものが多くある。
携帯電話(ポケットベル
パソコン
プッシュボタン式のファックス付きの電話
10円コピー
CD
コンビニエンスストア
ロシア連邦
原付のヘルメット
JR
NTT
リモコン式のテレビ
エアコン
テレビゲーム
数え上げればキリがない。
それだけ、便利になり、複雑になっている。
また、海外旅行は当たり前になり、
英語を話すことも、特別なことではなくなった。
外国人が多く、日本に流入してきている。
かつてに比べ、社会が非常に複雑化しており、個人のアイデンティティが、
十派一からげ
ではすまなくなり、
生き抜ける個性
が求められるようになってしまった。そこで、

が大事になってくるが、日本では、それが求められる一方、個性を主張すると
出る釘はうたれる
ことになってしまう実態は、あまり変わらない。
余計に複雑になっている世の中で、
単に、
かつての古きよき時代の日本人の生活様式で、乗り切っていけるのか。
そんな政治家的な考えにふけっていると。
鳳駅に到着。
さて、
とにかく、長く緩やかな坂を
一歩一歩、
また登っていくとするか。
何せ、帰る家があるのだから。