ミリオンソード・できすぎくん

ひさしぶりに投稿します。
いままで覗きにきてくださっていた方、どうもすいません。
さて、日本の名作アニメ・マンガのうち、1つ
ドラえもん
がある。キャラクターが一人歩きしているとてもすばらしい作品だ。
キャラがひとり歩き、
というのはどういうことかというと、
作者がストーリーを考えなくても、AキャラとBキャラをアタマに思い巡らせると
勝手にストーリーが思い浮かぶ、という内容だ。
たとえば、
バカボンパパと目ん玉つながりのおまわりさん
が、でてくると、吉本新喜劇のように銃撃戦がはじまるし、
タイ子さんとサザエさんがでてくると、
決してメインストーリーにはならないが、何かのプロローグが始まることが予想される。
ドラえもんでは、
ジャイアン
と、
ジャイ子
がでてくると、
ジャイ子の悩みをジャイアンが聞いて、なんとかしようと周囲に無理難題をふっかける
とか、
2人で誰かをいじめにいこうと画策している
なんて、図がでてくる。
ところが、何のストーリー性も生み出さないキャラが、この物語で出てくる。
まあ、私の知るところの範囲だけであるが、
出来杉くん
である。氏名の漢字すらおぼろげだ。
彼の役割はただひとつ、
しずかちゃんと仲良くする
だけ。
それで、のび太のやきもちを引き出す
だけ
の、いわば典型的な、
脇役
である。
でも考えてみると実際、彼のような
整った顔立ち、成績優秀、スポーツ万能、裕福な家庭、器用で多芸、性格温厚
なんていう人物は、まさに
人もうらやむキャリア中のキャリア、サラブレッド
である。
しかし、彼のような人間の人生に、一体、どんなドラマが生まれよう。
人間は、長所短所があってこそ、
人間
だ。
そう、ドラマを生み出す、いきいきとした人間のテーマは、
中途半端っ
だ!
ビバ!中途半端!!!
ほいでわ。