ミリオンソード・味っ子

実は、こないだ高島屋でハムを買ったんです。
手作りハムで、まんまで買うと高かったので、クズというか端切れのやつをゲット。
味は十分♪なのに、値段は半額以下なので、めっちゃお得感。
すると、販売しているおばちゃんが、おまけ、っつって
豚の骨 2本
くれはったんです。
このまましゃぶるのかな、
んなわけないか。とりあえず、どーしよーかと思ってひと時考えたのですが、
こりゃスープにするしかないか、豚骨スープに挑戦!
ということで、ネットで調べましたよ。
昨日から麺類ネタが続きますが・・・
にんにく5,6片
たまねぎ1個(皮むきまるごと)
豚骨
を、沸騰した鍋の中に入れるそうなんですよね。
「豚骨をゲンコツ大に」
と、あるので、とにかくぶったぎろうと思い、
文化包丁ふりかぶって、まないたに置いた骨にむかって
一撃っ!!
豚骨って包丁で切れないんですよね。
ホネなんだから、当たり前なんだけど・・・なぜ、こんなことをしたのだろう・・・と自問自答していると・・・そうだそうだ思い出した。
ミスター味っ子
ってマンガで、牛骨をばっさばっさと万能包丁で切り刻んでいるシーンがあったわ。
あれが脳裏に焼きついていたんだろうな。
でも、実際は包丁でなんか
切れんわい!!!!
あきらめて、夜中にごそごそ庭に出てかなづちで砕きました。
砕いた豚骨やらその他の材料を、ぐつぐつとなんと
3時間
煮ました。
昨夜の午前2時
完成
しました、オレ様特製豚骨スープ!!
乳白色にやや黄色がかり、
丸ごと入れたたまねぎは崩れ、おそらくスープ化しているのだろう。
にんにく片も、かけらが少しだけコロリ。これもスープ化しているのだろう。
うーむ、オレ様ちょっと料理人気分。
日が昇り、ちょっと味見をしてみた。
すると
めーちゃくちゃ
めーちゃくちや
脂ギッシュ!!!!
考えてみたら、ハム屋からもらったやつで、脂身が結構骨に残っていたからなあ
と、スープ完成してから思い出した。
どうしよう・・・
と、思っていたところ、
頭上に豆電球が光る画のような感じで
ひらめいたっ
おもむろに牛乳パックを取りいだし、そこにスープを注ぎます。
しっかり密封して、そのまま冷凍庫へ
あとは待つだけ。
っつーか、このブログ描いている間、待っている状態なんだけど。
脂分が浮くか、沈むか、で、冷凍するとたしか分離するんだよね。
完全に凍ってから、脂分だけを除去するのさ。
うーむオレ様賢いっ!っていっても、このネタ、これも実は
ミスター味っ子
のネタ。
あのマンガをアニメにして手がけたのって、実は
サンライズ
なんだよね。よくやるわ。今でもちまたで伝説なのは、1話目に
透過光で光るカツ丼
がでてきたことだ。さすがSFの名手のすることだわ。
「こ、これは!なんという美味さだ!なおかつ衣はさっくり歯ごたえがよく!まさに完璧な味!!」
あと、確か「口の中で宇宙が広がる」とかなんとか言うセリフもあったような・・・
料理マンガじゃないですね。でも、このミスマッチが
おもろい。
あと、原作の味っ子でも、ありえない料理、が数々でてきましたね。印象的なのが
海水でこさえた鯛めし
南部せんべいとトマトの味噌汁
ですかね。原作者は苦しかったのかな?でも、いくつかは実用的な料理テクがありました。
そのうちのひとつが、今回、オレ様がとった脂分除去方法。
味っ子こと陽一の通う学校のクラスメートである女の子の、亡き母が考えた方法、
これを陽一がつきとめていくって設定。この原作がアニメになったかどうか、わかりませんが、原作では浪花節っぽい話ではありましたが、ちょびっと感動。
料理の技術って、結構マンガから使えるヤツ拾えるんですよね。
料理マンガを描いてくださっている作家さん、これからもよろしく。
でも、カツ丼を光らせるようなレシピは
要りません。
・・・かな?
いや、逆か。