気になる親子

午前8時34分鳳駅発天王寺行き快速電車に搭乗。1両目の激戦区に突入。
音楽も本も無く、暇をもてあました。
ところが堺市だったか、三国ヶ丘だったか、
お子様男児2人を連れたお父さん搭乗。
年の頃は兄小5?弟小3?くらいに見える。
兄が縦30センチ、横20センチ、高さ30センチくらいの小さなクーラーボックスを持っていた。ちょうど地面に置くと腰掛になる程度。
兄が腰掛実行。
弟がそれをねたみ、兄を殴打。
兄、応戦。
父、しばらく傍観。
私は、幼少時を懐かしみ、傍観。
他の乗客は、どうも複雑な表情。
お休み中の人は睡眠続行。
兄弟バトルがしだいにヒートアップ。
父、いよいよ静止。
一時、停戦。
しかしすぐさま、2人のナーマダ攻撃開始。
「なあ、まだ天王寺着かへん。」
私、心の中で「まだ杉本町を通過したばっかやろ。さすがお子様。」
そう。体感時間、というのは「年齢分の1」らしい。
年をとればとるほど、時間の流れが速く感じるらしい。
この子らにとってみれば、相当長い時間が経っていると感じたのだろう。
「電車、早いからすぐに着くやんな。」
・・・そのとおりだ。
子どもは本当に微笑ましい。ちょっとやんちゃなくらいが特に良い。
これは私の主観だが。
他の乗客の皆さんには、少々やかましかったかもしれない。
続いて帰宅時。午後6時55分ころ、
娘と母、の親子発見。
娘は小3くらい。
シャツをはだけて、あせもなのか、アトピーなのかわからないが、
赤いただれが確認できた。
それを、母が微笑みながらさすってあげていた。
娘もぐずらず、母と会話。
つらそうだが、
今後、完治するのかどうか未知数だが、
つい見過ごしてしまいそうだが、ここに実在する愛を感じた。
この2人も微笑ましい。